【 引き抜き金物 】

 
引き抜き金物とは、上の筋交いを取り付けた両側の柱が横からの力を受けた場合、
例えばマッチ箱でもいいのですが四角形を机の上に立てえ、斜めに倒すと片一方が
浮いてしまいます。それと同じように柱の一方が浮き上がろうとする力が働き、その
力に対して土台から柱の足元が抜けるのを防ぐ金物です。
 
種類はそれぞれの力に応じて色々な物があり、L型、VP型、T型、ホールダウン金物
等が一般的に知られている金物です。
なぜそんなに種類があるのかといえば、引き抜き力を計算すると柱の位置や筋交い
の取り付け具合により、柱の足元(柱脚)にかかる引き抜き力がそれぞれ違い、力が
小さいものは、L型、VP型、T型等を使用します。
またホールダウン金物はとりわけ大きな力、約1ton近くからの引き抜き力に対して
使用します。
SHD-10は約1ton、SHD-15は約1.5tonと数字で対抗出来る力を表しています。
「大きいホールダウン金物を使っているから丈夫な家です」
と説明を聞いたという話がありますが、これはまったく逆で、ホールダウン金物の大き
い物を使うという事は引き抜き力が大きいという事で、見かけは強そうですが安全な
家とはいえません。むしろ、大きな力を小さい力に分散させる事が、安心な家と言
えるのではないでしょうか?
構造計算をする事にって柱それぞれに、どれだけ力がかかるのかを算出し、それに
基づいて力の分散を行い、引き抜きに対して安心できる設計が行えます。
 
●ホールダウン金物
柱と基礎のコンクリートを緊結し、
地震の 揺れによって柱が土台から
引 き抜けて しまうのを防ぐ金物です。
●スリムプレート
柱と横架材の接合に使用する金物です。

 
●火打ち金物
床組や小屋組の隅角部の水平方向の補強をいいます。揺れなどの振動に対して格段に強度が増します。

●筋交い金物
筋交いを梁と柱に緊結する金物。
この金物を使うことで柱・土台・梁を欠き
込むことなくまた、強度を低下させる
ことなく確実に止められます。  
◆引き抜き金物配置図を見る